2017年5月31日水曜日

2017.5.31 関悦史パーティーのことなど

せっかく毎日のことを書いていたのに、ふっと書かなくなるのはいつもの癖で、あまりよくない。最近は少し精神状態も安定してきているので、もうちょっと日々の流れを決めて、あとは体力がないのをどうにかしなければならない。

5/18、19
夫が仕事で連日遅いので、18日は妹の家付近に行って日本酒の店で飲み、19日は妹に柏に来てもらって安居酒屋で飲んだ。妹も夫が飲み会続きだったらしく、ちょうどよかった。食べ物の趣味はだいたい合う。

5/20
アンソロ対談3人目。これで対談は終わり。今回は若くんに助っ人で来てもらった。終わってからワインをだいぶ飲んだ。

5/21
関悦史さんのダブル出版記念パーティー。はじめ幹事的な業務すべてを生駒くんが引き受けようとしていたので、少しずつ手伝っていたらいつの間にか自分も幹事のようなことになっていた。結局生駒くんに会場係をしてもらい、私はお客様係ということで分担ができた。生駒くんとはいつも助け合う仲なので、一緒に仕事ができてよかった。
私が会場の下見に行かなかったせいで至らない点も多くあったけれど、みなさんのスピーチから句集の各章がどうできたかがわかったりしたし、なにしろSST(関悦史、榮猿丸、鴇田智哉)による「季語に、胸キュン。」( YMO「君に、胸キュン。」のパロディー)が大ウケだったのでとてもいい会になった。
事前にSSTで撮影したプロモーションビデオのパロディーを流しながら、3人が当日歌うというかたちになっていて、そのビデオ撮影も、生駒くんが担当した。私は女性役ということでかり出されたのだが、実際は私のスマホで動画を確認しながらそれに合わせて3人に指示を出すディレクター業のようなことをする時間の方が長かった(自分が出るよりその方が性に合ってる気がした)。私たちが撮影しているうしろで太極拳の人たちがそれぞれ練習?をしていて、それもシュールだった。
音楽をつくってくれたトオイダイスケさんは当日も音響を担当してくれた。映像をつくってくれた酒井さんにも感謝。央太さんは当日の様子をVTR化してくれた(ので、見たい人はメールをくだされば送ります)。酒井さんは関西にいてやってくれたし、央太さんは関西から来てくれたばかりか、オリビア眼鏡などもつくってきてくれて盛り上がった。受付司会などなど皆さんお疲れ様でした。関さんがみんなに愛されているのが嬉しかった。当日の写真はここです。→こちら
あと、ちょうどこの日、「クプラス」の3号(最終号)が「週刊俳句」に掲載されました。
こちら 「クプラス」3号はあやうく出ないで終わりそうだったのだが、どうにかなってよかったです。みんな、作品、いいと思う。

5/22
道玄坂のホテルに泊まって、翌日は関さん、生駒くん、トオイさん、凱くん、杏香ちゃんと美術館吟行。国立新美術館でミュシャ展を見た。御茶ノ水のサイゼで句会をして帰った。

5/23
NHKカルチャー。みんなが、他の人がどう考えるかを聞くのを楽しんでいるのがよいと思う。褒められたいという動機で来ている人がいないのがわかるのでこちらもやりやすい。

5/24
ユリちゃんから急に誘われて表参道THREEでランチ。その後左右社へ行き仕事。終わってから柏でトオイダイスケさんのピアノライブ。ツイッターにも書いたが、はじめてトオイさんの演奏を聴いたおじさん(日本人)が「enough! enough!」と言っていたのが印象的だった。「柏がニューヨークだよ」とも言っていた。あとでトオイさんに聞いたら、どうもニューヨークに住んでいた人らしい。

5/25
父還暦。この日は何をしていたか記憶がない。俳句を書いてたのかな。

5/26
左右社で少し作業ののち、「中村裕さんを送る会」の慰労会へ。ナムーラミチヨさんと息子のコズミさんとその息子のたあらくん、遠山さん、寺澤さん、村井さん、私。裕さんについて語り合ったあと、二次会で「ぼるが」に行こうとしたら満席で入れず残念だった。

5/27、28
土日。土曜は妹が来てふたりで買い物をした。ふたりとも6月が誕生月なので「11000円以内で化粧品を選んで買い与え合う」というのをやった。あとは夫と買い物に行ったりして柏から出ずに過ごした。

5/29
髪を切った。その後、モスバーガーで仕事。夕飯を食べる店を探して小一時間さまよう。おしゃれ飲み屋ができていて入りたかったがおしゃれ人がすでに何人かいて尻込みしてしまい、帰宅。

5/30
タリーズで仕事ののち、銀座に買い物に。おしゃれ飲み屋に行くか迷うも、家で夕飯。

昨日から7/2までは、仕事をがんばる5weeksと名付け(ダサい)仕事を毎日がんばろうと思っている。できれば毎日3時間以上仕事をしよう。今日は3時間仕事をしたのでクリア。
お仕事をしているみなさんは3時間なんて超短い、なに甘ったれたことを言ってるんだと思われるかもしれないが、私には体力も気力もないのでしょうがない。自分ができる範囲でやるしかない。
運動をしたいと毎日思っているのだが、体力が落ちていて、出ていく気持ちになれないのが困りものです。

2017年5月26日金曜日

2017.5.26 アンソロ 残念なこと

いろいろ書きたいことはあるけれど、アンソロの話。
ゲラを確認して、見栄えの問題で、ひとりの作家につき3句削ることになった。残念。

2017年5月18日木曜日

2017.5.18 俳句アンソロジー 公募作家発表に際して、少し追記

公募作家をひとりで選ぶにあたって、なにしろ公平にしなければならないと思いましたので、やり方をさきに決めて、すべて書いたフローシートのようなものを、版元に提出してあります。実は、ちょっと面白いやり方をしてみたのです。当然、一次選考に残った、最終選考に残った、という人が、それを見ればわかります。本のなかにうまく入れられそうなら、入れたいと思いますし、もし入らなくても、どこかで発表する予定です。今回は入集した方のお名前のみの公表となってしまいましたが、ぎりぎりまで迷った作家の方もいらっしゃいました。

応募してくださったみなさんが気になるかなと思った点について補足です。俳句を見て選んでいますが、みなさんのお名前は見える状態で選考しました。もし名前を伏せて選考したとしても、既発表作品含む200句なので、当然私が目にしたことのある句で作者がわかってしまう場合がある、それだと、作者名がわからない人とわかる人がいるという不公平性を生むと思ったためです。
もちろん、知り合いもいれば、知らない方もいて、だからどうということはなく、それぞれ面白く拝読しました。
全体のバランスよりも本気で推せる作家を選んだという意味で、わがままな選になっていますが、それができるのは、私ひとりで選んだからだと思っています。私は私を信じるしかないのが、心細いですが、私もがんばりました。

いろいろな新人賞や、こういった公募のようなものがあって、賞を獲る方もいれば、そうでない方もいます。でも、今回選ばれなかったからといって、その人の作品に価値がないということではありません。
選ばせてもらった責任として、応募してくださった人の作品をどのような理由で入れることができなかったかは、聞かれたらこたえられるようにしてあります。もし、今後何かに応募される際の参考にしたいという方がいらっしゃったら、私の意見でよければ、聞いてくださいね。

今回応募してくださったみなさんひとりひとりが次に書く作品を楽しみにしています。

アンソロジーには、公募作家も依頼作家にまぜて配列する予定です。
公募5名を含む54名の作品を楽しみに、お待ちいただければと思います。

2017年5月17日水曜日

2017.5.17 コシラエとかセキエツとか

5/13(土)
私の元バイト先のキッチンだった志田さんが店長をやっている三軒茶屋の「COSHIRAE(コシラエ)」が1周年。立食パーティーへ夫と行く。同じく三軒茶屋の「iremono」でマグカップを購入してから行った。微妙な天気。
一度ここで句会をしたことのある仲間のごーくんと吉富くんを誘ったら二人も来てくれた。結婚祝いと言って葡萄をくれた。嬉しい。
コシラエには私もはじめだけバイトに入っていたこともあり、この日も入り口で受付を少し手伝うことにした。濃いめの味のソービニオンブランを1本とって4人で飲んだ。立食で出てくる料理すべてが美味しいというめったにないパーティー、さすが志田さん。
柏は遠いのではやめに帰った。

5/14(日)
家事と仕事。夫は髪を切りに行った。晩ご飯は鰹のたたきと豚しゃぶサラダなど。最近は家では富乃宝山を飲んでいる。夜、なんか甘いものが飲みたい、と言って、セブンイレブンまで散歩。

5/15(月)
病院に行って、前回よりはずいぶんマシという話をする。薬が効いているのか、置かれている状況によるのかはわからないが、緊張性頭痛はとりあえずおさまっている。
吉祥寺で杏香ちゃんとランチ。パスタが少なめだったので久しぶりにデザート(私は苺ショート、杏香ちゃんは苺のモンブラン)も食べた。
カロリーを消費するべく井の頭公園を散歩。何人かが集まって何かを見ていると思ったら鳰の浮巣があって、双眼鏡を持っている人が貸してくれ、杏香ちゃんと順番にのぞいた。子供が5羽いるらしい。この木は一番に桜が咲く、と髭のおじさんが言っていた。
吉祥寺で仕事をして新宿に移動し、カフェで加藤さんと落ち合って関悦史×夏井いつきトークショーへ。大盛況、且つ内容も大変充実しており、よかった。最前列で聞くつもりが出遅れて最後列になってしまったが、楽しく聴けました。BLの章から始まったのでその話で終わるんじゃないかと心配したが、バランスよく各章・タイトルの話、構成や句作術などを聞き出し、「迷惑な句集」と言いながらも関悦史大解剖を見事にやってのけた、さすがいつきさん。関さんは相変わらず早口だったが面白かった。時間があれば全部文字起こししたいんだけどなあ。
いつきさん、いつきさんの夫でありマネージャーの加根さん、関さん、版元の港の人の上野さんにまぜてもらって打ち上げ。関さんと仲良く常磐線で帰りました。いつきさんとしゃべれるのが久しぶりだったこともあり、自分ばかりしゃべりすぎて反省。

5/16(火)
前日にたくさんの人と会ったこともあり、疲れたので休み。しゃべりすぎて反省して落ち込む病気から抜け出すにはどうすればいいのか。薬局に行き、少し仕事をし、ビールを飲んで洗濯物をたたんだ。晩ご飯は麻婆茄子。

5/17(水)
午前は相変わらず人間生活ができていないが、洗濯物は干して、昼からタリーズで仕事。ようやくアンソロジー公募作家の作品の並べ替えを終えた。このあとは鰺句会。

追記
アンソロジーの公募作家5名がアップされました。
こちら
言い添えることがあるとすれば、80名を超えるご応募があったこと、そして田中裕明賞決定前にすでに選考は済んでいたこと、でしょうか。
ともあれ、よろしくお願いします。

2017年5月12日金曜日

2017.5.12 「昨日は宇宙の人たちに会ってきまして」

5/9(火)
護国寺のお寺の婦人会の句会、ぼたんの会。参加は3人。欠席投句の方が多いこの句会だが、だんだん句が面白くなっている気がするのは、句会報をまとめてくださっている方のおかげかなと思う。伝わることは嬉しいことだ。
翔が柏に来るというので、カフェで仕事を少し手伝ってもらい、焼き鳥屋に行って飲んだ。ふたりで煙草を吸った。調子がよくないときはお互いに助け合おうな。

5/10(水)
アンソロジーの対談2回目。今回は渋谷にて。これも翔が聞きに来てくれた。予定していたくらいの時間でちゃんと終わって、少し歩いて夕飯のお店を探し、いい店に入った。花ズッキーニのてんぷらというものを初めて食べたが、これはいいねぇ。花ズッキーニ料理は空洞のところに何かを詰めるのが基本らしく、今回はホタテの練り物のようなものが入っていた。燻製や鹿も食べた。ピノノワールとカベルネソービニオンをグラスでとって、カベルネが美味しいのでおかわりしてしまった。上野で夫と落ち合って帰宅。

5/11(木)
貴重な収入源である「源泉徴収されていて戻ってくるお金」がいつまでたっても振り込まれないと思っていたら、本名が変わったから銀行口座名義との相違で振り込めなかったという通知が来た。筆名は佐藤のままでやるので、面倒だから原稿料等振込用の銀行はそのまま佐藤文香でいくとしても、本名の口座もひとつくらいないとと思い、ゆうちょに行って名字、ついでに住所変更をした。新姓を書く欄に思いっきり佐藤文香と書いてしまった。
夜は小部屋句会。新しく大学生が2人来てくれた。お題は「切れ字ふたつ以上の句」。舫さんはまたしても全部そのお題でつくってきていた。私が出した句は

  やで切つてやで切つて気の合ふ仲間  文香

というズルい句。気分は筑紫磐井である。
凱くんはいなかったが凱くんが前連れて行ってくれた中華屋に行って、食べすぎたので柏駅から歩いて帰ったが、1kg以上増えていた。

5/12(金)
ここのところ朝全然起きられない。夫が出発するのが8時ごろなので、7時ごろ起きて朝食を用意するのだが、食べられないしその時間座っていることもできないので、朝食を用意したらまた布団に入り、「行ってくるよ」と言われて起き上がって玄関で朦朧としながら送り出す。そしてまた眠って、10時台後半ごろ起き出し、のろのろと人間になる。気圧がすごい勢いで下がっているときなどはダメなのがわかっているのだが、そうでないのにダメなので申し訳ない気持ちだ。
しかし今日は12時から上野で打ち合わせだったので、がんばって10時前に起き上がって上野へ。行きたかった店が満席だったので普通に椿屋珈琲店へ。今年はなぜだか講演依頼が4つもあって、その1つ目の仕事の打ち合わせだった。ISTSという宇宙技術および科学の国際シンポジウムで、松山でやるから松山らしく俳句で、ということらしい。30分の基調講演を私がしたあと、パネルディスカッションの6人のうちの1人としても登壇する。俳句サイド3人、宇宙サイド3人。どうなることやらと思うが、俳句サイドには青木亮人さんがいるから安心だ。担当の矢野さんが「昨日は宇宙の人たちに会ってきまして」と言っていたのが、宇宙人に会ってきたみたいで面白かった。
基調講演のはじめだけは英語で喋ることにして、英訳は夫にしてもらい、それを妹に音読してもらい、聞きながら英語の練習をすることに決めた。持つべきものは有能な家族。しかし大事なのはそのあとの内容の方なのだが。パワポは夫に手伝ってもらうとして、俳句の英訳も誰かに手伝ってもらわないと。

2017年5月8日月曜日

2017.5.8 新婚小旅行

5月2日(火)
宅急便を出したり余っていた材料で料理をしたりしたが調子が悪くあまり記憶なし。

5月3日(水・祝)
つぶや句575のために松山へ。紗希ちゃんと息子ちゃんと同じ飛行機だとわかり、一緒に保安検査などを抜ける。紗希ちゃんは俳句王国時代に2週間に1度帰松していたためプレミアムなんちゃらで、その連れということで初めてラウンジに入れた。偉い人の気分。
つぶや句575、今回のゲストは岡田奈々さん。広島でSTUのお披露目後、船で来てくれた。まだ19歳。「丸」というテーマで、私がキングオブつぶやきストに選んだのは「πあればまるくおさまることもある」(埼玉県 ちゅうねんぷーさんさん) でした。

5月4日(木・祝)
午前の飛行機で夫が松山に来て、昼を食べたあと特急で大洲へ。大洲城と臥龍山荘を見た。山の緑のいたるところに黄色っぽいもこもこがあるのは椎で、匂いもすごかった。冨士山の山頂付近の躑躅は可愛かったが、観光というより路上観察的な楽しさで、私は各家の前の植木鉢の並びを写真に撮り続けていた。
内子の民宿「月乃家」へ。正面のドイツ料理屋さんでカリーブルストやシュニッツェルなどを食べドイツビールとドイツワインを飲み(ドイツで食べたのより美味しかった)、飲み足りずスナックを探す。地元の人が集まる店を見つけ、私だけが3曲くらい歌い、黒霧島を飲んでいたら、常連さんが今日が誕生日だというのでケーキとシャンパンのおこぼれをいただいてしまった。

5月5日(金・祝)
民宿の豪華な朝ごはんのあと、大森和蝋燭店、商い暮らし博物館、内子座などを見たあと、いかざき大凧合戦に向かう。五十崎は内子の隣町なので、車ならすぐなのだが、40分くらい歩いて向かうことにした。日差しがキツいので途中フジ(地元スーパー)とレディ(地元薬局)に寄って飲み物と日焼け止めを買った。誰も歩いてなどいない国道をgoogle mapに従って歩き、蛙をくわえた蛇などを見たりして、どうにか会場に到着すると、思いも寄らない人の数。肱川の河川敷で、とにかくまわりをこんもりと山が囲んでおり晴れもしたのでかなりいい景色だった。花火大会レベルで、たくさん出店があり、小さな凧が売られていたりしたが、とりあえず缶ビールを買って、橋の下(影はそこしかない)でソーセージと鯛飯を食べながら、バトルが始まるのを待った。その時間帯は、今年生まれた赤ちゃんの名前が書かれた大きな出世凧が揚がっていたり、小さい子が思い思いに小さな凧を揚げたりしていた。次第にゼッケン付きの規定のサイズの凧が増え、いったん凧をすべて降ろして13時からが競技だった。河原にロープが張られていて、競技に参加する人しか入れないその中にいる人たちの手から一斉に凧が揚がるのだが、当然もつれたりうまく揚がらないものもあって、3人くらいずつのチームごとにあたふたしたり隣とぶつかったりしている。あとで知ったのだがこれは大凧合戦ではなく、大凧は河岸双方から凧をぶつけ、凧にガガリという刃物がついていてそれで相手の凧を切ったりもするらしい。ともあれそのたくさんの凧のなかでも、コンスタントに高く揚がっているものには技能点がつくらしく、なるほど地上近くでドタバタしている間にずっと高くに揚がっているものも2,3あって、そういうのがいいのだなと思った。ただ、暑かったので最初のみ見てタクシーを呼び、宿で荷物を引き取って和蝋燭を購入して内子駅まで帰った。内子駅から松山駅までの25分間は疲れて眠った。実家に帰って両親と我々で夕方からだらだらと飲み食いした。

5月6日(土)・7日(日)
鹿児島から夫の母を呼び寄せ、5人で松山観光。石手寺はマントラ(奥の洞窟)まで行き、子規博は父が解説、道後を少し歩いて大和屋本店で夕飯。我々も大和屋本店に泊まった。7日午前中、私は調子を崩して行かなかったが坂の上の雲ミュージアムと萬翠荘を父が案内したようだ。内子土産はうちの親には京ひなの純米吟醸、夫の母には和蝋燭。

新婚旅行はオーストラリアでかものはしが見たい、と言い張っていたのだが、この5月4日〜7日が、実質の新婚小旅行ということになった。愛媛松山は私にとって、やはり故郷という感覚は薄い。何日か旅行するならいいところである。
オーストラリアはまたの機会にしよう。

5月8日(月)
3度寝をして昼になり、関さんの夢を見て目覚めたら関さんが柏にいるという。取材のようなものだったようだが、終わったあと会ってカフェで話し、近所の安居酒屋で飲んだ。安居酒屋の奥におじいさん3人が入ってきて、俳句の話をしていた。もっと深い話になるかと思いきや、前立腺など病気の話になったので聞くのをやめた。

しかし、本当に仕事をしていない。風邪まで引いた。苦しい。

2017年5月1日月曜日

2017.5.1 白桃と苺、ほとんど食レポ

4月24日月曜日の続き。
この日は北寄貝を買って帰った。北寄貝なんか売ってるウケる〜と思って北寄貝が大好物のユリちゃんにラインしたら買わないなんて信じられないと言われたので買いに戻った。デカかった。一人でコンロで実験のように焼いて食べた。焼酎をストレートで。途中からバター炒めにした。うまかった。

25日火曜日。
NHKカルチャー「俳句アタマのための実作トレーニング」第二弾の1回目。この第二弾はうまくまとめて本にしたいと思っているので、本名が出るのがマズい人は俳号をつくってくださいと言ったら5人くらいに俳号をつけてくれと頼まれてしまった。「俳句的自己紹介」と「ふたりで一句」をやった。夫が日帰り出張で帰る時間をあわせようとビールとワインを飲んでいたら夫の方がはやく帰ってしまって恐縮。しかも私は帰るなりソファで寝てしまい口に歯ブラシを突っ込まれて起きた。あかん。

26日水曜日。
柏駅の西口側にあるおしゃれカフェで仕事。柏の主婦がおしゃれランチをするときは全員来そうな店である。白インゲンと豚バラのトマト煮込みパスタは真似したい。ローリエをけっこう入れてよさそうだ。

27日木曜日。
昼はカフェでテープ起こしなど、夜は阿佐ヶ谷のビストロへ。ユリちゃんと夕飯。前菜のなかの人参のラペが特に美味。秋刀魚と馬鈴薯のサラダもドレッシングがよかった。久しぶりに白は華やかめのシャルドネ、赤は重めのテンプラニーリョ。二軒目でビールを飲み、ビールはネーブルエールでいいのだが食べ物がアレで、うまい店のあとにはうまい店に行かないといけないと思った。夫も飲み会だったようだが私の方が遅く帰宅。

28日金曜日。
天気が良かったのでサンドイッチを買って夫の職場へ。中庭のベンチで一緒に食べたあと、少し散歩した。首相官邸の裏には竹をほどこしてあるんだが、そこの筍がぐんぐん伸びて竹になりつつあった。躑躅の勢力も凄い。大久保方向に行くバスのバス停があったのでそこからバスに乗って俳句文学館へ。1時間近くバスに乗っていた。図書館的なところは本当に苦手なので、調べ漏れをばばっと調べてすぐ出る。
新宿に行って派手なシャツとスカートなどを買って帰る。前日もだが電車での行き帰りにずっとテープ起こしをしていて、柏に戻ってもカフェでやり続けてやり終える。力尽きてもう料理をする気がなくなったので、夫が柏まで帰ってくるのを待ち、近所の魚メインの居酒屋に寄って食べて帰った。鰆の炙りなんかがよかったが、夫にとっては食べられないものが多くて少しかわいそうだった。夫はイカタコエビカニ、あとグロいもの全般(モツや鶏皮、ウニや白魚も食べない)が食べられない。日本酒はおりがらみかうすにごりありますか、と聞いたら佐賀の基峰鶴を出してくれた。辛口。

29日土曜日。
俳句雑誌「円錐」の「円錐新鋭作品賞」に応募してあり、それが山田耕司選「白桃賞」に選ばれたことがわかった。山田さんとは「クプラス」編集部で一緒なので、内輪のような感じに見えると賞のためにはよくないかなと思いながらも、完全無記名での選考であったとのことなので気にしないでおくことにした。35句出したが掲載は20句のようで、自信作が3句ほど落ちていたので少し残念。句集等には入れるつもりだ。私が主催している小部屋句会の仲間の伊東光穂の一句が高柳蕗子推薦句になっていたので喜ぶ。聞くところによると高久麻里さんも推薦作家になっているようだ。この人も小部屋句会、鰺句会のメンバーである。

夫とのデートで神楽坂へ。といっても船団フォーラム「口語の可能性」という俳句のイベントを聴きに。私も夫も赤いシャツに紺の上着を着て行ってしまい、ペアルック扱いされたが、それについて夫はあとで「なかなかこのシャツも評判が良かったね」と言っていたのでちょっとウケた。前半は神野紗希・橘上・秋月祐一・久留島元によるシンポ、後半は坪内稔典と池田澄子のトークだった。
秋月さんも小部屋句会のメンバー。水を零すような喋り方がいい。橘さんの切れ味と紗希ちゃんのバランスで聞き飽きなかった。口語はレトリックであるということを自覚せず書けたいい作品は天才が書いたかまぐれかどちらかで、まだ俳句というジャンルでは基本的に頭をつかわずに口語では書けないと思う。前半が表現に関するガチなトークだっただけに、後半も、たとえば鬼貫俳句新人賞と石田波郷俳句新人賞の作品の良し悪しを議論するとかでもいいと思った。坪内さんはもう俳句世間に疲れているようだが、俳句の世界の面白い現場がどう動いているのかをもっと見た方がいいと思う。打ち合わせなしのトークながら、澄子さんがどうにか実のある話にもっていこうとがんばっていた。

懇親会には出ず(デートなので)17時台ながらほぼ満員の生ハム専門店でディナー。お通しのプロシュートが本当に美味しかったので、パンチェッタとミラノサラミもハーフで頼んだ。ジビエの鴨(あれはいちじくとベリーのソースだろうか?ほとんどジャムの域。つけあわせのチコリーの紫のやつも美味)もタリアテッレもよかった。ワインは白はヴィオニエだったか忘れた、そのあとモンテプルチアーノダブルッツォをボトルで。ワインの重さの座標のなかでは重く果実味も高いところに位置していたが、流行りのミディアムというかんじ。まぁボトル3900円なのでそんなもんだし、生ハムと合わせるならむしろ重いくらい。次回夏の夕暮れに来るなら、生ハムを盛り合わせにして、スパークリングとあわせてもいい。
なんだか食レポのようなブログになってきているが、うまいものを食べ、おいしいお酒を飲むことにしか興味がないし、ここ10年で学んだのは味と匂いくらいだから、ライフワークにしたいと思う。この前「なんでも買っていい」と思ったときに、ほしいものはそんなになかったけれど、食べたいものは山ほどあった。今はアミガサタケが食べたい。
大江戸線で新御徒町、つくばエクスプレスで流山おおたかの森を経由する、リッチなコースで往復した。

30日日曜日。
朝はホットケーキ。昼すぎに夫とスーパーへ、昼は鶏ひき肉と茄子丼、夕飯をつくって少し仕事をしてから渋谷クロコダイルへ。谷川俊太郎トリビュート朗読会「俊読」に石原ユキオが出演するのでユリちゃんと見に行った。ご存じない方もいらっしゃるかもしれないので書くと、ユキオちゃんとユリちゃんと私は2010~2012の2年間、期間限定短詩系女子ユニット「guca(グーカ)」というのをやっていた。ユキオちゃんは岡山在住なので、久しぶりに元guca集合というかんじである。
出演者は谷川俊太郎の作品と自分の作品を合わせて10分程度朗読する。ユキオちゃんは2度目の出演、私は去年出演した。演者は前半6人、後半俊太郎本人含め3人だっただろうか。前半だけ見て退席したが、断然石原ユキオがよかった。朗読は読んでいるだけではだめで、とくに自分に興味がない相手を、どう聴かざるを得ない状態にさせるか、だと思う。認知症という重い内容を、重いままに面白く、本当に聴かせる内容だった。暗い気持ちにもなったし気分が悪くもなったし爆笑もした。隣の女性(ユリちゃんではない)は泣いたと言っていた。
そのあとユリちゃんと夕飯。トリッパとルッコラのサラダ、アワビ茸のトリュフ風味、コトレッタ。ワインはフランスのマルベックをグラスで頼んだあと、ビールに戻ってブラウンエールにした。新しい店のようで、パリピに満ちていた。帰宅したのは0時半を過ぎており、夫はホラーゲーム実況を見ながら法律の勉強をしていた。勉強の方も趣味らしい。

5月1日月曜日。
11時半前にユキオちゃん・ユリちゃんと集合しフルーツパーラーへ。苺特集。ユリちゃんはハムサンドと苺パフェ、ユキオちゃんはフルーツパフェ、私は苺サンドイッチとプリンアラモード。苺サンドはいくらでも食べ続けられたし、ユリちゃんの苺パフェの苺のジョリジョリは夢のように本当の苺味だった。ユリちゃんと私からの重大発表をユキオちゃんに聞いてもらった。
仕事に行くユリちゃんと別れて、ユキオちゃんと代官山1/2galleryへ。長嶋有「詩と俳句展」を見る。活版印刷はいいなぁ。代官山を散歩したかったが雷が鳴り始めたので渋谷ヒカリエに。「47 こども道具展」等を見て、東京駅まで一緒に行って別れた。私は面白い人にしか興味がない。俳句でいえば、面白い俳句を書く人にしか興味がない。と思った。
柏に帰ってきたら柏は大雨で、仕方ないのでカフェに入ったら、昼が果物だったため腹が減っていることに気づき、チキンサラダのオープンフォカッチャを食べてしまった。