2017年10月18日水曜日

2017.10.18 怒り狂い泣いた

10/4
イオンのスタバで仕事。灘校土曜講座のレジュメをつくるなど。編集さんに柏まで来てもらって打ち合わせ。

10/5
小部屋句会。西日暮里開催もこれで最後となる。今回のお題は「用言のない句」。二次会はいつもどおり宴客。よい店だったなぁ。海老と卵のやらかいのが好きだった。思い出。

10/6
移動日。新幹線で新神戸へ、から三ノ宮。雨。せっかくの三ノ宮なのでひとりで飲みに出た。「西区のいちじく」をつかったサラダがあったので食べた。シェフに「西区のどこですか」と聞いたら「太山寺」とのこと、私がもし神戸で中学に行くとしたら太山寺中学校だったので感慨深かった。しかし三ノ宮から見ると「西区」というだけで田舎を示すわけで、私はふだん神戸市出身と言って譲らないが、神戸の人と会うと「西区です」と恥ずかしげに言わなければならない理由がおわかりいただけるだろう。味はよかったが非常に高くついたので反省した。

10/7
灘校の土曜講座。「君の俳句を僕が書く」という、日記を交換して取材、句作という流れ。去年の講座にも出てくれた子が、去年のも面白かったと言ってくれたので嬉しかった。昼は森本先生とランチ。
新大阪のホテルにチェックインし、夫を待つ。夫とともに梅田の蔦屋書店へ。お洒落すぎてビビった。正岡豊さんとトーク。ラグジュアリーな会場にいい塩梅に人が入り、正岡さんのお話を聞かせてもらうかたちで進めた。2時間あってもよかったくらい。蔦屋の永山さんが、天の川収録作家の句集をできるだけ集めて並べてくれた景色が素晴らしかった。二次会は同じビルの中華。藤田哲史氏が来てくれていたことに涙しそうになったがこらえた。

10/8
日曜日。現代俳句協会関西支部の青年部のはからいで、岡野大嗣さんとトーク。広島などからも若い人がたくさん来てくれて満員。作品の内容というよりは句集・歌集について話した。みんなでおしゃれカフェでランチ、葉ね文庫にも少し寄ってご挨拶。
新大阪で従姉と会い、夫と3人で昼ビール。従姉と私がマシンガントークしているのを聞いて夫が笑っていた。帰りの新幹線ではあまり寝なかった気がする。

10/9
体育の日。だらだら過ごす。

10/10
駅前の市役所の出張所で転出届を出し、毎月のお寺の句会。いつも3人しか来れず、欠席投句の方が多い句会だが、今回は1人だったのでマンツーマンだった。しかし私はこの句会が大好きである。

10/11
ジェイコムの人が来てチューナーを取り外す。テレビ関係のことはよくわからない(自分からつけないので)。月評を書いて出す。期日前投票を済ます。済ませたあとでなんだが、流山おおたかの森に枝野さんの演説を聞きに行き、翔とお茶をし、柏を散歩し、ペンギンで飲んで帰る。柏暮らし、同じ方面に翔がいてくれて助かった。

10/12
新居へ。駅から家までの道に小さなベーグル屋とパン屋があり、パン屋の方で柿のフォカッチャを買って食べる。カーテンの一部と大型の家具(テレビと電話を置くやつ、キッチンボード、ベッド)が届き、ガスの開栓。床をクイックルワイパーで拭いた。ウエットシートの方を買ったら、匂いがすごすぎてもう使いたくない。

10/13
荷造り開始。2人女性が来てくれて3時間半梱包してくれたが、夫の部屋が終わらなかった。絶望的な気分になる。現実逃避のためペンギンに夫と挨拶に行ったら花束をもらって嬉しかった。柏にお越しの際はぜひペンギンパレードでビールを飲んでね。

10/14
土曜、搬出日。雨。13時半ごろまでに積み込みが完了し、退去チェック、大荷物で柏駅から千代田線直通の各駅停車に乗り込んだ。おしっこに行きたくなって綾瀬で途中下車して乗り直した。国会議事堂前で丸ノ内線に乗り換えるのが普通だが、疲れていたこともあり、千代田線で代々木上原駅まで行き、そこからタクシーで新居へ。タクシーを階下で待たせ、そのまま荻窪へ。照明をひとつ買い、頼んでおいた寝具を無印で買って帰る。照明を寝室に取り付け、その照明が入っていた段ボールをベッドに敷き、セブンイレブンの麺類とビール。シャワーを浴びて寝た。

10/15
日曜、搬入日。雨。9時にまず上下の部屋の方に挨拶する(隣の方は出なかった)。搬入が始まり、リビング、台所、寝室などは私の指示でどんどん片付いていった。途中で見に行くと夫の部屋は指示が不十分な上、開封すべきでない箱を開封して大変なことになっていた。私がやるべきだった。なぜそんなことになるかというと、夫はかなりの量本を持っているのに今まで軽いカラーボックスを本棚代わりにしていたので、これを機会に本棚を買うように言ったのだが、いつまでも本棚を選ばず、ようやく選んだと思ったらまたお洒落棚のようなものを買おうとしていたので、それをやめさせて、でかい本棚を5つ買うことにしたが時すでに遅く、搬入に間に合わなかったため、100箱もある本の段ボールがほぼ開封できないという状況になっていて、それは想像できたのだが、2つだけ持ってきたカラーボックスに入れる分のA4の書類をまず開封せよと言ったら入らない分までどんどん開封してしまいわやになっていた。しかも机の置き場も違う。夫の部屋に入らない段ボールがリビングに流れてきてリビングに20箱くらいある。この人はどうして物を片付ける能力がないんだろう、と絶望し、私と本とどっちが大事なの、全部捨てたい、と怒り狂い泣いた。泣いてもしょうがないので気持ちを切り替え、蕎麦屋に行ってうまい鴨や蕎麦を食べ日本酒を飲んでいたら、ご近所(徒歩12分)となった澄子師匠が蕎麦屋に顔を出してくれた。
築17年、賃貸の低層マンションの1室だが、お気に入りにしたいと思い、部屋に名前をつけることに決めた。ツイッターで「#自分ちの名前」でほかの人の家の名前を見て参考にさせてもらい、「日月や走鳥類の淋しさに(三橋敏雄)」の色紙をいただいて持っていることから「走鳥堂」と決定した。芥川龍之介の「澄江堂」に似た響きなのも気に入っている。夫の部屋は絶望的だが住まい自体は気に入っている。

10/16
カーテンがまた少し届く。午後は新宿へ行き、ニトリ、東急ハンズ、unico、ヨドバシカメラ、無印良品をまわって、足りない家具をいくつか調達。新宿は何口に出てもだいたいの地理がわかるので、地図を見ずにまわれるのがよい。神戸から引っ越し、松山から上京し、いつも新宿の近くに住んでいた。今回の家は最寄り駅まで徒歩13分、最寄り駅から新宿まで10分といったところで、今までよりは少し遠いが柏とは雲泥の差である。夜は現実逃避のため、夫に食堂で食べてもらうことにして、自分は高円寺の寿司屋で少しつまんでなっちゃんの店で飲んで帰った。

10/17
クリーニングを出して目黒の整体へ。クリーニングは柏の倍くらい高い。整体では、バウムクーヘン状に悪い物が溜まっていると言われた。ミスドでおやつにポンデ黒糖を食べ、区役所で転入届を出し、警察署で免許証の住所変更をして、枡野さんのいない枡野書店をあららさんに開けてもらい、資料を借り、歌集Tシャツをいただいて帰る。帰り道にお惣菜屋さんがあって、試しに2種類を100gずつ買ったら美味しくてほとんど食べてしまった。新居で初めて料理。キッチンが広くてラク(今までが狭かった)。
夫が帰宅してご飯を食べさせたあと、夫の部屋をどうにかするべく、私が指示を出し夫にタスクをこなさせるかたちで片付けを進めた。「見てみないと捨てるかどうか判断できないもの」の存在がすべての進行を遅らせるのでそれをまた段ボールに戻させる。英語のハウツー本も5冊に絞ってあとは捨てよ、捨てたら1冊買ってよしと命令。新書も文庫もあと100冊くらいずつは捨ててほしい。本来ならば夫の部屋の中心部に置くはずの本棚をいったんリビングに置き、その分の段ボールを急ぎ開封することでだいぶマシになった。腰が痛くなった。気をつけよう。

10/18
引っ越してきて初めての晴れ。7時ごろ起きて可燃ゴミを出し、洗濯もして、メールを返信し、今日もカーテンが届くのを待っている(3度に渡るカーテンの到来、これが最後。出窓のレースカーテンはニトリとはいえオーダー品なのだ)。

追記 いつまで経ってもカーテンが届かないと思ったら、何を勘違いしたか23日着予定だった。出窓にレースカーテンがない日はまだ続く。